当時の世論調査では、アメリカに対するもっとも深刻な脅威として、日本の経済力をあげた人がソ連の軍事力を あげた人を上回りました。Originally Posted by Bibinbahell
あなたのまわりには分別のある人が多いのかもしれませんが、「日本と同様」にアメリカでも(あるいは世界の どの国でも)世論はメディアの扇動に影響を受けてしまうものです。
私の投稿履歴を参照してください。Originally Posted by Bibinbahell
一例を挙げます。日本の方との議論です。
Originally Posted by ralian
I somehow feel that there is someone behind this anti Japan movement.
Who or which organasation will benefit from this?
それにしても、今回の反日デモに関して、だれか裏で工作しているような気がしますね。だれだと 思いますか。 大体、中国政府がデモを容認するなんておかしい話じゃ ないですか。この動きは、いずれ違う方向に向いていく ような気がしますねえ。
以下が私の返答です。
日本は、1930年代から15年もの長きにわたって中国を侵略してきました。これは「地上戦」であって、「 空襲」などとは違い実際に日本軍の軍人の「顔」が見えるわけです。憎しみが中国人民の心により深く刻み込ま れても不思議ではありません。
日本の敗戦後も、内乱による混乱や「文化大革命」によ る惨劇が続き、日本軍による被害を訴える場もありませんでした。日中の国交が回復すると、国際情勢や経済援 助の必要性から、中国共産党は親日政策をとらざるを得ず、民衆の反日活動は禁止されました。
もちろん、共産党政府の様々な思惑もあるでしょうが、いわば今初めて、中国の民衆が素朴な反日感情を発散す る機会を得たともいえます。
私自身はこの映画を差別的だとは思っていません。まあ、監督は日本社会に敬意は抱いていないとは思いますが 。Originally Posted by Bibinbahell
日本でも、特に差別映画としては取り上げられていませんでした。繊細で敏感な一部の日本人が「差別」だと捉 えたのでしょう。
日本における「外国人をお笑いのネタにする」番組をめぐる状況も同じようなものだと思います。
ジャパン・バッシングの後は「ジャパン・パッシング」あるいは「ジャパン・ナッシング」です。反発の後は嘲 笑というわけです。真摯な反省があるとは思えません。そうである以上、再び同じような事態が発生する危険性 はありますね。Originally Posted by Bibinbahell
アメリカの政界やメディア界に対して、中国がいかにうまくロビー活動を仕掛けるかにもよってくるでしょうが 。
あなたの誤解です。Originally Posted by Bibinbahell
そもそも強力な圧力団体が存在していること自体、差別問題が依然として存在していることの反映 です。
あなたもお分かりの通り、私は「日本もアメリカも本質的には同じだ」といっているわけです。
日本に差別がないなどと主張しているのならば、同時にアメリカにも差別問題は生じていないことになり、そも そもアメリカについてあなたとの議論が発生するはずがないじゃないですか。
これらの問題は日本でのみ存在するという意見は偏りがあり事実ではないといいたいわけです。
日本には依然として根深い差別問題があります。いわゆる在日問題だけではなく同和問題などの様々な問題が、 かつてのようなあからさまな態様ではないものの、しかし依然として社会に沈殿しています。
また、外国人に対するアパート賃貸拒否などは生活の基本に関わるものだけに大変深刻な問題です 。
その他、声をあげようにもあげられない不法滞在者に関する人権侵害など、そもそも実態が十分に把握されてい ない問題もあります。
これらの問題を解決するためには、行政が積極的に介入できるような制度改正が必要です。日本は司法関係の予 算が他の先進諸国に比べて大変低く、法律が整備されてもその執行効率性が不十分であるという問題があります 。
ただ、日本がこれらの問題に対して何も対応していないというのは誤りです。アメリカとは取り組み方に違いが あるので外からは分かりづらいかもしれませんが。
同和問題に関する一例を挙げます。
http://homepage2.nifty.com/z-sai/Opi...shiyoukyu.html
また、ニューヨークタイムズの記事で「嫌韓流に対して主要メディアが反論をしていない」と指摘し、あたかも この本を容認しているかのような印象を与えていますが、これは事実に反します。
日本には「黙殺」という言葉があります。「無視して殺す」という意味です。日本の主要メディアは「嫌韓流」 を黙殺したのです。メディア界は、新聞やテレビがこの本を大きく取り上げれば、たとえ批判的であっても、一 般に広く認知されることになり、かえって売り上げを伸ばしてしまうことを危惧しているわけです 。
実際、この本の「売り文句」は「各出版社から過激すぎると、出版拒否された問題作」です。新聞や車内広告で さえ各社に拒否されたそうです。
私自身は、これらの書籍を積極的に取り上げて公に議論すべきであるとの立場ですが。
アメリカでもテレビとは違い、ラジオ番組などではあからさまな差別発言が乱舞しているのではないですか?車 社会のアメリカでは、ラジオメディアの影響力は依然として大変大きいと聞いています。
繰り返しになりますが、各国家・社会はそれぞれに差別問題を抱え、おのおのその解決に苦悩しているわけです 。
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